表彰式・修了式
2024年3月22日 16時19分3月22日(金)、体育館において、表彰式・修了式が行われました。まず始めに、運動面・文化面で活躍した生徒たちに賞状の伝達が行われました。
その後、修了式では、学校長より各学級代表者に修了証が授与され、学年代表の生徒から1年間の反省の発表がありました。学校長式辞では、この1年間で生徒たちが頑張ってきたことやWBC日本代表 栗山英樹監督の話を引き合いに出しながら、今後どのように学校生活を送っていくことが大切か、お話がありました。
【1学年代表生徒】
1年生の1年間を振り返って、私には、頑張ったことが3つあります。
1つ目は、家でのお手伝いです。私の家には幼い妹が2人いるので、母1人で家事を行うと大変です。そのため、私は、ご飯の支度をしたり、妹をお風呂に入れたりなど、母の手伝いを必ずしています。そうすると、母はいつも助かる、と言ってくれます。家族が笑顔で過ごせるよう、これからもお手伝いを頑張りたいと思います。
2つ目は、挨拶です。挨拶をするとお互い気持ちよく笑顔で過ごせると思います。いつでも、誰にでも笑顔で挨拶することで、笑顔がたくさん増えるようにしたいと思います。
3つ目は、学習です。中学校に入学して、小学校の時と違って授業が難しくなりました。そこで、授業中は先生の話をよく聞き、ノートを丁寧に書くように心がけました。ワークや問題集を解くときには、間違えたところを見直して、解説を読み、理解しようと努力しました。2年生になるとますます勉強が難しくなると思うので、毎日の授業にさらに真剣に取り組みたいお思います。
1年生のときにできていたことは続けて、これまででできていないことに挑戦し、2年生になっても充実した毎日をすごしたいと思います。
昔々、ある所に人付き合いが苦手な少女がいました。少女は中学2年生になり、色々な経験を積み重ねることで成長しようと考えました。
少女はまずあいさつに力を入れました。幼い頃から人と話すことが苦手だった少女は、積極的にあいさつをすることを試みました。少しずつですが、あいさつを通してコミュニケーションがとれるようになりました。これをきっかけに少女は心に少し余裕を持てるようになりました。しかし、油断はいけません。
次に少女は人とのつながりを大切にしました。繰り返しますが、少女は人前に出て話をしたり、そもそも人と話すことがとても苦手です。しかし、つながりを大切にして生活していく中で少女はふと思ったのです。
「こんな私でも周りに必要とされ、愛してくれている家族や互いの成長を高め合える友達、日頃から支えてくださっている先生方に恵まれている」のだと。そして、少女はこれが自分だけに当てはまるわけでは無いと確信しました。皆さんの身の回りにあるものもきっと同じなのではないでしょうか。こう心の中で思うことができたので、自分が一人ではないと、さらに心に余裕がもてたのです。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、今のつながりをこれからも大切にしていきたいなとさらに強く、少女は思いました。なぜならそれは、人付き合いが苦手だった少女である、この私自身が一年間で積み重ねてきた大切な思い出の結晶でもあるからです。
こうして、人付き合いを少し克服した少女は、次年度に向けて新たに決意しました。最高学年としての責任を背負いながら、次の目標に向かって「前向きに頑張っていこう」と。